2019年5月26日日曜日

奈良の名産品。守り継がれてきた伝統【平宗 柿の葉ずし】

奈良の名産、柿の葉ずしで有名な「平宗」は江戸時代末期、文久元年(1861年)。奈良は吉野上市村にて、すし・川魚・乾物の製造販売を始めました。

今から遡ること150余年、ちょうど坂本龍馬ら幕末の志士たちが活躍していた時代です。
上市は室町時代から商業地として栄えたところ。伊勢街道筋にあり、山上詣・高野詣・伊勢詣の拠点であり、吉野川筋の奥の山里を商圏とした市場町・街道町でした。
また日本三大美林の一つに数えられる吉野杉の集積地として材木市がたち、多くの買い付け人で賑わいました。
明治に入ると平宗は料理旅館を営み、鮎料理・山菜料理などを提供するようになり、その一品として江戸時代中頃より夏祭りのご馳走として吉野の家庭で作られていた柿の葉ずしを遠来のお客様に振る舞いはじめます。

こうして、郷土の家庭料理であった柿の葉ずしが吉野の名物として商品化されていきます。
海の恵みである魚、山の恵みである柿の葉、そして地の恵みである米が合わさることで、奈良の伝統的なご馳走である柿の葉ずしは完成します。

海のめぐみ(さば)、山のめぐみ(柿)、地のめぐみ(米)に感謝をし、愛情を込めてご飯をにぎり、真心を込めて柿の葉で包む。
豊かな自然に「感謝」をして想いを込めて「にぎる」「つつむ」。このすべてが一体となり、えも言われぬまろやかに「ナレ」た、すし。
日本人の素晴らしい精神性を体現したかのような文化がつまった、すし。
これが受け継いでゆくべき柿の葉ずしの本質です。
平宗は柿の葉ずしを通じて、これらの素晴らしい日本の伝統や文化を伝えていくために、柿の葉ずしの手作り体験を行っています。

守り継がれてきた伝統。守り継がれてきた味。旨さを熟成させる時間。
奈良を代表する郷土料理として、また関西を代表する押し寿司として、大切な方への贈り物に最適です。


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