ならまちセゾン

奈良をメインに情報を発信し、散策日記なども綴っていこうと思います。

大安寺「秘仏・馬頭観音菩薩立像」(奈良市)

大安寺は聖徳太子によって建立された熊凝精舎が草創となっています。飛鳥時代では百済大寺、大官大寺と呼ばれていて、南都七大寺のひとつです。弘法大師ゆかりの「大和北部八十八ヶ所」霊場の1番札所でもあります。

こちらの大安寺において、諸悪を食べつくし、災厄を飲み干し、無病息災の祈りを受け止めてくださる馬頭観音菩薩が1年のうち3月のみ公開されます。
馬頭観音は、聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・准胝観音とともに六観音のひとつとされ、さらに不空羂索観音を加えた七観音のひとつとされる観音です。

その名からイメージ的に、「頭上に馬頭があるのでは」と思ってしまいますが、大安寺の馬頭観音菩薩にはそれがありません。その代わりに、胸飾りと足首にヘビが巻きついていて、腰には獣皮を巻いている、非常に珍しいお姿をされています。

ちなみに、大安寺の馬頭観音は、日本最古の像といわれ、その霊験は広く伝えられていますが、八代将軍吉宗の父紀州徳川二代藩主徳川光貞がことのほか信仰され、その霊験を秘文四字に浄書し、吉宗またその秘文を災厄除けの護符として幕閣・諸侯に頒ったという歴史があります。

力強さと優美さを兼ね備えた大安寺の馬頭観音菩薩から天平彫刻の風格を感じてみましょう。
Google photo (166)
【概要】
開催名:秘仏・馬頭観音菩薩立像(重文)ひぶつ・ばとうかんのんぼさつりゅうぞう
開催期間:2018年(平成30年)3月1日(木)~3月31日(土)
開催時間:9:00 ~ 17:00(受付は16:00まで)
開催場所:大安寺 嘶堂
所在地:〒630-8133 奈良市大安寺2-18-1
交通アクセス:
奈良交通バス「近鉄奈良駅」または「JR奈良駅」より、「大安寺」「シャープ前」「白土町」「イオンモール大和郡山」のいずれかに乗車、「大安寺」下車 徒歩約8分
駐車場:無料
お問合わせ先:0742-61-6312 (大安寺) 
料金:
各堂宇共通拝観料、大人500円、高校生400円、中学生300円、小学生200円
※団体料金は30名から(10%引き)寺僧による御案内と法話を頂くことができます。
※障害者割引(10%引き) 手帳提示
※境内拝観は自由となっております。
公式サイト:http://www.daianji.or.jp/